日常に馴化してしまうのは怖いことだ。知らず知らずのうちに色んな事を当たり前だと思ってしまう。再認識しなければいけない時は必ず来る。真実を見失う前に僕らは気づかなきゃいけないんだ。「在る」ことの意味を知る。そういうことだ。
だけど、僕らは弱い。
常にアンテナを張り巡らせるのは確かに困難かもしれないけど、その努力は怠りたくない。今日そんなことを想いました。
物語は終わった、だが、また次の物語が始まる。
(肇)
日曜日の朝。息子は戦隊もののヒーローに憧れ。母親はヒーロー役のイケメン俳優に憧れ。
父親は何に憧れたらいいんだろう。正義のヒーローの正体も知ってしまったし。ふたりはプリキュアとかおじゃ魔女ドレミとかの小学生の女の子に憧れたら変態扱いされる。息子にリモコンを握られたらチャンネルもかえることができない。とても肩身の狭い日曜の朝だ。
だから父親はもう寝とくしかないんだろう。もし僕が小さい頃それに気づいてたならたまの休みくらいどっか連れてってよーとか言って無理矢理起こしたりしなかっただろう。もっと気を使える子にならなきゃね。気を使える子は素晴らしい。空気を感じる子は素晴らしい。人の気持ちをわかろうとする子は素晴らしい。日曜は晴れたらひどく素晴らしい。たまの休みくらい梅雨も休んでほしい。
中村太一(おんぷちゃん派)