自分の中に天使と悪魔がおりまして。その悪魔っていうのも確実に自分なのですが。せめてものいいわけとして悪魔と呼ばせてください。
悪魔には嫌いな人がいます。すべての人間を好きになるなんて絶対無理な話です。悪魔は夜中ベッドの上で嫌いな人のことを考えてはさらにその人を嫌いになります。そのうち悪魔はその人を傷つけてしまいたいとすら考え出します。傷つけることによって一瞬の快感を得て。傷つけられた人はこれから死ぬまで続く不快感を与えられ涙を流します。けれど悪魔は嫌いということをやめません。
大切なのはきっと。その涙をみてどう思うかで。少しでも心が痛んだなら大丈夫です。人間である以上、僕らの中の悪魔は死にません。僕は悪魔との上手な付き合い方をみつけるために石炭で動こうかなと考えてます。
中村太一(パスタで腹痛)